インストール

nysolパッケージの動作は以下のOSで確認している。

  • Mac OS X 10.9.2 (Marverix)

  • Ubuntu Linux 12.04 (32bit, 64bit)

  • Suse 12.3 (64bit)

いずれも、すぐにインストール可能なパッケージが用意されている。 上記のOSにおけるバージョンに違いがあってもインストールできるでかもしれないが未確認である。 また他のOSであっても、ソースからのコンパイルを行うことでインストールできるかもしれないが、これもまた未確認である。

以下では、各OS毎のインストール方法を示す。

  1. Mac OS X
  2. Ubuntu Linux
  3. Suse Linux
  4. ソースインストール
  5. Virtual Box
  6. Cygwin

1) Mac OS X

http://www.nysol.jp/ のトップページより最新のdmgパッケージをダウンロードする。ファイル名は「nysol-1.0.dmg」の形式に従っている("1.0"は最新のバージョン番号に読み替える)。ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックすると、nysol-1.0.pkgがFinderに表示される。 それらをダブルクリックし、表示される指示に従ってインストールをおこなう。パッケージに含まれるコマンドは/usr/local/binに、ライブラリは/usr/local/libにインストールされる。またrubyで記述されたライブラリおよびコマンドはgemコマンドにより指定の場所にインストールされる。rubyのバージョンは2.0.0p247で動作の確認はとれている。ただし、rvmがインストールされた環境ではうまくインストールできない。よってrvm環境でインストールするにはソースインストールを実行する必要がある。インストールできたかを簡単に確認するためには、ターミナルを起動し以下に示すように、コマンドのヘルプが表示されるかどうを試せばよい。

$ mcut --help
mcut 項目の選択
===============
指定した項目を選択する。
-rオプションを付けると、指定した項目を削除する。
書式
----
mcut f= [-r] [i=] [o=] [-nfn] [-nfno] [-x] [--help] [--version]  
               :
$ mitemset.rb --help
----------------------------
mitemset.rb version 1.1
----------------------------
概要) LCMにより多頻度アイテム集合を列挙する
特徴) 1) 分類階層を扱うことが可能
      2) 頻出パターン, 飽和頻出パターン, 極大頻出パターンの3種類のパターンを列挙可能
      3) クラスを指定することで、上記3パターンに関する顕在パターン(emerging patterns)を列挙可能
書式) mitemset.rb i= [x=] [c=] [O=] [tid=] [item=] [taxo=] [class=] [type=] [s=] [S=] [l=] [u=] [top=] [-replaceTaxo] [T=] [--help]

例) mitemset.rb i=basket.csv tid=traID item=商品
               :
 


2) Ubuntu Linux

http://www.nysol.jp/ のトップページより最新のdebパッケージをダウンロードする。 ファイル名は以下に例示される形式に従っている("1.0-0"は最新のバージョン番号に読み替える)。

  • 32bit環境: nysol_1.0-0_i386.deb

  • 64bit環境: nysol_1.0-0_amd64.deb

ダウンロードしたファイルを以下の手順に従ってインストールする。動作確認は、1)Mac OSXと同様である。

$ sudo dpkg -i nysol_1.1-0_i386.deb

Preparing to replace nysol 1.0-0 (using nysol_1.0-0_amd64.deb) ...

Unpacking replacement nysol ...

Setting up nysol (1.0-0) ...

Successfully installed nysol-1.3-x86_64-linux

          :


3) Suse Linux

http://www.nysol.jp/ のトップページより最新のrpmパッケージをダウンロードする。 ファイル名は以下に例示される形式に従っている("1.0-0"は最新のバージョン番号に読み替える)。

  • 32bit環境: nysol_1.0-0.i386.rpm

  • 64bit環境: nysol_1.0-0.x86_64.rpm

ダウンロードしたファイルを以下の手順に従ってインストールする。動作確認は、1)Mac OSXと同様である。

$ sudo rpm -i nysol_1.1-0_i386.rpm

          :


4) ソースインストール

プログラムソースからコンパイルする際は、以下の手順に従う。

4-1) 開発環境
Macの場合、g++やautomakeなどのツールが最初はインストールされておらず、xcodeをインストールする必要がある。
以下のページからダウンロードしてインストールする。

またxcodeのインストール後、Command Line Toolsのインストールも必要となる。
Xcodeを起動後、メニューから「Xcode」→「Preferences」と進み、「Download」アイコンからインストールすればよい。 

Linux環境においては、g++、autotools、libtoolがインストールされていることを確認する。
インストールされていなければ、各OSの関連資料を参考にインストールする。

4-2) C++ boostライブラリのインストール

C++ boostライブラリのページ(http://www.boost.org/) よりboostライブラリをダウンロード&インストールする1。 MacもしくはLinux 32bit OSの場合は以下の手順に従う。 boostライブラリのインストールには30分程度の時間がかかる。

$ wget http://sourceforge.net/projects/boost/files/boost/1.52.0/boost_1_52_0.tar.gz

$ tar zxvf boost_1_52_0.tar.gz

$ cd boost_1_52_0

$ ./bootstrap.sh

$ ./bjam

$ sudo ./bjam install


Linux 64bit OSの場合は以下の手順に従う。

$ wget http://sourceforge.net/projects/boost/files/boost/1.52.0/boost_1_52_0.tar.gz

$ tar zxvf boost_1_52_0.tar.gz

$ cd boost_1_52_0

$ ./bootstrap.sh

$ ./bjam cflags=-fPIC

$ sudo ./bjam install cflags=-fPIC


4-3) libxml2, libiconvのインストール

Mac Marverixには、元から両ライブラリはインストールされているため、この手順はスキップして問題ない。
/usr/libにlibxml2.dylibとlibiconv.dylibがあるはずで、なければ新たにインストールする必要がある。
インストールされていなければ、以下のサイトからインストールする。
libxml2 : http://xmlsoft.org/
libiconv : https://www.gnu.org/software/libiconv/

4-4) nysolのコンパイル&インストール

以下の手順に従い、nysolのコンパイル&インストールを行う。makefileには、rubyのライブラリやコマンドのコンパイルおよびインストールも含めてnysolに含まれる全てのソフトウェアのコンパイルとインストール手順が記述されている。

$ aclocal ; autoreconf -i ; automake --add-missing
$ ./configure
$ make
$ sudo make install


5)Virtual Boxによるインストール(Windows環境で利用)

 Linuxの仮想環境をWindowsに構築する方法

  • まず、仮想環境を構築するためのソフトウェア Virtual Boxのインストールが必要である。インストール方法は、Virtual BoxのサイトからDownloadを選択し、以下のパッケージをクリックしてexeファイルをダウンロードする。

ダウンロードしたexeファイルを実行してVirtual Boxをインストールする。

  • Download画面から以下の手順でVirutalBoxを選択し、 CentOS7_Nysol2.1_3.ova かUbuntu14.04_Nysol2.1_3.ovaをダウンロードする。
  • ダウンロードしたovaファイルをクリックするとVirtual Boxに仮想環境をインポートすることができる。なお環境によって異なるが、約10分はインポートに時間が必要である。

以上で仮想環境の構築は終了。

  • 次にインスールしたOSを起動してNYSOLコマンドが利用できるか確認する。

  • nysolアカウントを選択し、パスワードはMining2015と入力する。
  • OSが起動したらアプリケーションから端末を選択し、端末上でmcut –-helpと入力してmcutのhelpが見れるならNYSOLの利用環境は構築完了。


6)Cygwinによるインストール(Windows環境で利用)

CygwinをインストールしてCygwin上でNYSOLを利用する方法
WindowsでNYSOLを利用するために、Cygwinをインストールし、CygwinでNYSOLをセットアップする。

  • CygwinのサイトからCygwin installを選択し、WindowsのOSに合わせて32bitか64bitを選択しexeファイルをダウロードする。

  • ダウンロードしたexeファイルをクリックしてcygwinのインストールを行う。次へを選択し以下のChoose A Download Siteの画面で、.jpで終わっているftpサイトを選択する。例えば、ftp://ftp.jaist.ac.jpなどが利用可能である。
  • 以下の図のようにinstallを選択してパッケージのインストールを行う。全パッケージをインストールすると24時間ほどかかるが、とりあえず全パッケージをインストールしておけばNYSOLが動く。選択したftpサイトによってはうまくいかない場合があるので、その場合は再度別の.jpで終わるftpサイトを選択する。
  • NYSOLのDownload画面からNysol2.1を選択し、nysol-2.1.tar.gzをダウンロード。
  • デスクトップのCygwinアイコンをダブルクリックしてCygwinを起動し、ダウンロードしたnysol-2.1.tar.gzをtar zxvf nysol-2.1.tar.gzと入力し解凍する。
  • その後、4-4)インストール&コンパイルの手順に従い、nysolのインストールを実施する。