MCMDモジュールは、KGMODライブラリを利用して構築されているので、 KGMODで設定可能なシェル変数は全て利用することができる。 以下では、Ruby MCMDモジュールを利用する中での設定方法について解説する。
環境変数KG_VerboseLevelを設定することでMcsvinなどのメソッドが標準エラー出力に出力する メッセージを制御できる。 設定値とその内容は以下の通りである。
値 |
内容 |
0 |
メッセージを一切出力しない |
1 |
+ errorメッセージ出力 |
2 |
+ warningメッセージ出力 |
3 |
+ endメッセージ出力 |
4 |
+ msgメッセージ出力(デフォルト) |
$ irb > require 'mcmd' # デフォルトではKG_Verbose=4なので、正常終了時のメッセージもエラー終了メッセージも出力される。 > MCMD::Mcsvin.new("i=dat.csv"){|csv| csv.each{|flds|}} #END# mcsvin i=dat.csv; ; 2013/08/08 15:18:52 > MCMD::Mcsvin.new("x=dat.csv"){|csv| csv.each{|flds|}} #ERROR# unknown parameter x= (mcsvin); mcsvin x=dat.csv; ; 2013/08/08 15:18:52 # KG_Verbose=1とすると、エラー終了メッセージは表示されるが、正常終了メッセージは表示されない。 > ENV["KG_VerboseLevel"] = "1" > MCMD::Mcsvin.new("i=dat.csv"){|csv| csv.each{|flds|}} > MCMD::Mcsvin.new("x=dat.csv"){|csv| csv.each{|flds|}} #ERROR# unknown parameter x= (mcsvin); mcsvin x=dat.csv; ; 2013/08/08 15:18:52 # KG_Verbose=0とすると、いずれのメッセージも表示されない。 > ENV["KG_VerboseLevel"] = "0" > MCMD::Mcsvin.new("i=dat.csv"){|csv| csv.each{|flds|}} > MCMD::Mcsvin.new("x=dat.csv"){|csv| csv.each{|flds|}}