mcross クロス集計
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クロス集計を行う。
``s=`` で指定した項目の値が項目名となるように横に展開され、
``k=`` で指定した値が行idとなり、
``f=`` で指定した項目がセルとして出力される。


パラメータ
''''''''''''''''''''''

**i=** : 型=str , 任意(default=標準入力)

  | 入力データを指定する。

**o=** : 型=str , 任意(default=標準出力)

  | 出力データを指定する。

**f=** : 型=str , 必須

  | ここで指定された項目の値がセルの値として出力される。
  | 複数項目指定すると、複数行に展開される。
  | それら複数行を識別するための項目として ``fld`` 項目が出力され、
  | ``f=`` で指定した項目名が値として出力される。
  | この ``fld`` という項目名を変更したい場合は ``a=`` パラメータを使う。

**s=** : 型=str , 条件付き必須( ``q`` オプションの指定がない場合)

  | 列項目名に展開する項目を指定する。
  | ここで指定された項目の値が項目名として出力される。

**a=** : 型=str , 任意(default=)

  | ``f=`` で指定した項目名がデータとして展開される項目名を指定する。
  | 省略した場合は ``fld`` という項目名で出力される。

**k=** : 型=str , 任意(default=キーブレイク処理しない)

  | キー項目名リスト
  | ここで指定した項目を単位に横展開をおこなう。

**v=** : 型=str , 任意(default=)

  | NULL値置換文字列
  | NULL値があった場合、 ``v=`` パラメータで指定する置換文字列により、項目の値を置換する。



共通パラメータ
''''''''''''''''''''

:ref:`i=<common_param_i>`
, :ref:`o=<common_param_o>`
, :ref:`assert_diffSize=<common_param_assert_diffSize>`
, :ref:`assert_nullkey=<common_param_assert_nullkey>`
, :ref:`assert_nullin=<common_param_assert_nullin>`
, :ref:`assert_nullout=<common_param_assert_nullout>`
, :ref:`nfn=<common_param_nfn>`
, :ref:`nfno=<common_param_nfno>`
, :ref:`x=<common_param_x>`
, :ref:`q=<common_param_q>`
, :ref:`tmppath=<common_param_tmppath>`
, :ref:`precision=<common_param_precision>`


利用例
''''''''''''

**importと入力データ(CSV)の準備**

  .. code-block:: python
    :linenos:

    import nysol.mcmd as nm

    with open('dat1.csv','w') as f:
      f.write(
    '''item,date,quantity,price
    A,20081201,1,10
    A,20081202,2,20
    A,20081203,3,30
    B,20081201,4,40
    B,20081203,5,50
    ''')


**基本例**

``item`` 項目を単位に ``date`` 項目を横に展開し、
``quantity`` 項目を出力する。

  .. code-block:: python
    :linenos:

    nm.mcross(k="item", f="quantity", s="date", i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
    ### rsl1.csv の内容
    # item%0,fld,20081201,20081202,20081203
    # A,quantity,1,2,3
    # B,quantity,4,,5


**元の入力データに戻す例**

例1の出力結果を元に戻すには、同じく ``mcross`` を以下のよう用いればよい。

  .. code-block:: python
    :linenos:

    nm.mcross(k="item", f="2008*", s="fld", a="date", i="rsl1.csv", o="rsl2.csv").run()
    ### rsl2.csv の内容
    # item%0,date,quantity
    # A,20081201,1
    # A,20081202,2
    # A,20081203,3
    # B,20081201,4
    # B,20081202,
    # B,20081203,5


**複数の値を出力**

``quantity,price`` の2項目を出力する。

  .. code-block:: python
    :linenos:

    nm.mcross(k="item", f="quantity,price", s="date", i="dat1.csv", o="rsl3.csv").run()
    ### rsl3.csv の内容
    # item%0,fld,20081201,20081202,20081203
    # A,quantity,1,2,3
    # A,price,10,20,30
    # B,quantity,4,,5
    # B,price,40,,50


**並びを逆順する例**

横に展開する項目名の並びを逆順にする。

  .. code-block:: python
    :linenos:

    nm.mcross(k="item", f="quantity,price", s="date%r", i="dat1.csv", o="rsl4.csv").run()
    ### rsl4.csv の内容
    # item%0,fld,20081203,20081202,20081201
    # A,quantity,3,2,1
    # A,price,30,20,10
    # B,quantity,5,,4
    # B,price,50,,40


関連メソッド
''''''''''''''''''''

* :doc:`mtra` : 横展開するイメージは同じだが、 ``mtra`` は1つのベクトル項目として出力する。