1.3 最大節点数の変更

本パッケージにおけるZDDの最大節点数はデフォルトで4000万である。 この値を超える節点を使おうとするとエラー終了する。 最大節点数は環境変数ZDDLimitNodeを設定することで変更可能である。 例えば、bashシェルにおいては、以下のように設定すれば、最大節点数を1億に拡張できる。

$ export ZDDLimitNode=100000000

1節点あたりのメモリ消費量は、32bit OSでは21~25バイト程度で、 デフォルトの最大節点数4000万節点を使いきれば、主記憶1GB程度を消費する。 64bit OSでは、単純に実装すると32bit OSの2倍になるが、 様々な工夫により3割増し程度に抑えられており、 1節点あたり28~32バイト程度である。 デフォルトの最大節点数4000万節点を使いきれば、主記憶1.3GB程度を消費する。 利用する環境に応じて最大節点数を変更することで、より大規模なZDDを構築することができる。