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MCMD2 : コマンドリファレンス : mnewrand 乱数データの新規生成

3.33 mnewrand 乱数データの新規生成

0.0から1.0の範囲の実数乱数を生成する。 -intを指定することで、整数乱数を生成することもできる。

乱数の生成にはメルセンヌ・ツイスター法を利用している (原作者のページ , boostライブラリ)。

書式

mnewrand a= [max=] [min=] [S=] [l=] [-int] [o=] [-nfn] [-nfno] [-x] [-q] [tmpPath=] [--help] [--helpl] [--version]

パラメータ

a=

新規に作成するデータの項目名を指定する。

 

-nfn,-nfnoオプション指定時は指定の必要はない。

max=

乱数の最大値を指定する。【デフォルト値:INT_MAX】

 

このパラメータを指定するときは-intも指定しなければならない。

min=

乱数の最小値を指定する。【デフォルト値:0】

 

このパラメータを指定するときは-intも指定しなければならない。

S=

乱数の種を指定する。【デフォルト値:現在時刻】

l=

行数【デフォルト値:10】

 

新規作成する乱数データの行数を指定する。

-int

整数乱数を生成する

利用例

例1: 基本例

実数乱数を10行生成する。乱数の種は1に固定しているので、いつ実行しても乱数系列は同じになる。

$ mnewrand a=rand S=1 o=rsl1.csv
#END# kgnewrand S=1 a=rand o=rsl1.csv
$ more rsl1.csv
rand
0.4170219984
0.9971848081
0.7203244893
0.9325573612
0.0001143810805
0.1281244478
0.3023325677
0.9990405154
0.1467558926
0.2360889763

例2: 整数乱数

最小値が0、最大値が1000、乱数の種が1の整数乱数を5行作成する。

$ mnewrand a=rand -int max=1000 min=0 l=5 S=1 o=rsl2.csv
#END# kgnewrand -int S=1 a=rand l=5 max=1000 min=0 o=rsl2.csv
$ more rsl2.csv
rand
417
998
721
933
0

例3: ヘッダ行なしで出力

-nfnでヘッダーなしのデータが生成される。

$ mnewrand -nfn l=5 S=1 o=rsl3.csv
#END# kgnewrand -nfn S=1 l=5 o=rsl3.csv
$ more rsl3.csv
0.4170219984
0.9971848081
0.7203244893
0.9325573612
0.0001143810805

関連コマンド

mnewnumber : 連番を生成する。

mnewstr : 固定文字列を生成する。

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