MCMDで扱うCSVデータはプレーンテキストであり、全てのデータは文字列で表されている。 よってその文字列をどのようなデータ型として扱うかはコマンドによって決まる。 例えば、msumコマンドでf=で指定した項目データは、コマンド内部で文字列から数値へと変換される。 MCMDで扱うことのできる型は、Table 2.1に示される通り、 数値型、文字列型、日付型、時刻型、論理型、ベクトル型の6つである。
データ型 |
CSVデータ表記例 |
変換内容 |
数値型 |
10, 2.5, 1.5E+10 |
倍精度実数に変換した値 |
文字列型 |
abc, あいう |
CSVのデータそのまま扱う |
日付型 |
20130920 |
8桁固定長をグレゴリオ暦のオブジェクトに変換 |
時刻型 |
20130920151154, 151154 |
6桁もしくは14桁固定長をグレゴリオ暦+POSIX時刻のオブジェクトに変換 |
論理型 |
1,0 |
"1"を真、"0"を偽のbool値に変換する |
ベクトル型 |
a c b, 1 5 11 |
スペースで区切られた文字列を、上記のいずれかのデータ型に変換したもの |
また、Table 2.2に各データ型として扱う代表的なコマンドを示しておく。