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MCMD2 : コマンドリファレンス : mvuniq ベクトル要素の単一化

3.79 mvuniq ベクトル要素の単一化

ベクトル型の項目の要素を単一化する。 内部的にはtree構造を利用して単一化をしているので、 出力される要素の順序は文字列昇順に並び変わる。

一方で、-nオプションを指定すると、 ベクトルを系列として考え、 要素を先頭から順番に走査し、互いに隣接した要素のみを単一化し出力する。

典型的な例をTable 3.45,3.45に示す。 Table 3.45では、全ての要素が単一化されているのが分かる。 一方で、-nオプションを指定して実行すると、 Table 3.45の3行目に見られるように、 互いに隣接するbのみが単一化される。

Table 3.45: 入力データ
in.csv

no

items

1

b a a

2

a a b b b

3

a b b a

4

a b c

: Caption text
基本的な例 vf=items i=in.csv

no

items

1

a b

2

a b

3

a b

4

a b c

: Caption text
ベクトルを系列と考え、互いに隣り合う同じ要素のみを単一化する例 vf=items -n i=in.csv

no

items

1

b a

2

a b

3

a b a

4

a b c

書式

mvuniq vf= [-A] [-n] [i=] [o=] [delim=] [-assert_diffSize] [-assert_nullin] [-assert_nullout] [-nfn] [-nfno] [-x] [-q] [tmpPath=] [--help] [--helpl] [--version]

vf=

単一化する対象項目名を指定する。複数項目指定可能。

 

結果の項目名を変更したいときは、:(コロン)に続けて新項目名を指定する。

-A

vf=で:(コロン)に続けて指定した項目名で、新たな項目が追加される。

 

なお-Aオプションを指定した場合、vf=パラメータで指定するすべての

 

項目に新項目名を指定しなければならない。

-n

ベクトルを系列と考え隣接する同一要素のみ単一化する

利用例

例1: 複数項目を単一化する例

$ more dat1.csv
items1,items2
b a c,1 1
c c,2 2 3
e a a,3 1
$ mvuniq vf=items1,items2 i=dat1.csv o=rsl1.csv
#END# kgvuniq i=dat1.csv o=rsl1.csv vf=items1,items2
$ more rsl1.csv
items1,items2
a b c,1
c,2 3
a e,1 3

関連コマンド

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