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MCMD2 : コマンドリファレンス : mvsort ベクトル要素のソート

3.78 mvsort ベクトル要素のソート

ベクトル型の項目をソートする。 ベクトル型の項目とは、Table 3.44のitems項目のように、 スペースで区切られた複数の文字列を値として持つ項目である。

典型的な例をTable 3.44〜3.44に示す。 オプションに何も指定しなければ文字列昇順に並べられ(Table 3.44)、 項目名の後ろに%に続けてnを付けることで数値順に並べられる(Table 3.44)。 ただし、ベクトルにアルファベットや漢字が含まれる場合の動作は不定である。 また項目名の後ろにrを指定することで逆順に並べることもできる(Table 3.44)。

Table 3.44: 入力データ
in.csv

no

items

1

2 1 13

2

4 5 2 5

3

112 14

4

5 31

: Caption text
基本的な利用:ベクトルの要素を文字列昇順に並べる vf=items

no

items

1

1 13 2

2

2 4 5 5

3

112 14

4

31 5

: Caption text
数値昇順で並べる vf=items%n

no

items

1

1 2 13

2

2 4 5 5

3

14 112

4

5 31

: Caption text
数値降順として並べる vf=items%nr

no

items

1

13 2 1

2

5 5 4 2

3

112 14

4

31 5

書式

mvsort vf= [-A] [i=] [o=] [delim=] [-assert_diffSize] [-assert_nullin] [-assert_nullout] [-nfn] [-nfno] [-x] [-q] [tmpPath=] [--help] [--helpl] [--version]

vf=

ソーティングするベクトル項目名を指定する。複数項目指定可能。

 

%に続けてnを指定すれば数値ソートに、

 

%に続けてrを指定すれば逆順ソートに、

 

また、nとrの両方を指定すれば数値逆順ソートとなる。

 

結果の項目名を変更したいときは、:(コロン)に続けて新項目名を指定する。

-A

vf=で:(コロン)に続けて指定した項目名で、新たな項目が追加される。

 

なお-Aオプションを指定した場合、vf=パラメータで指定するすべての

 

項目に新項目名を指定しなければならない。

利用例

例1: 複数項目を並べる例

item1項目を文字列降順に並べ、item2項目を数値昇順に並べる。

$ more dat1.csv
items1,items2
b a c,10 2
c c,2 5 3
e a a,1
$ mvsort vf=items1%r,items2%n i=dat1.csv o=rsl1.csv
#END# kgvsort i=dat1.csv o=rsl1.csv vf=items1%r,items2%n
$ more rsl1.csv
items1,items2
c b a,2 10
c c,2 3 5
e a a,1

関連コマンド

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