8.55. min 最小値

• 書式1: min(num_1,num_2,...)

• 書式2: min(num_1,num_2,...,str)

\(num_i\) で与えられた数値の最小値を計算する。 書式1では、NULL値は無視されるが、全てがNULL値であれば結果もNULLとなる。 書式2において最後の引数として"-n"を与えると、 NULL値に対する扱いが変わり、 項目値に一つでもNULL値がある場合は、結果もNULL値となる。

利用例

importと入力データ(CSV)の準備

import nysol.mcmd as nm

with open('dat1.csv','w') as f:
  f.write(
'''id,v1,v2,v3
1,1,2,3
2,-5,2,1
3,1,,3
4,,,
''')

基本例

nm.mcal(c='min(${v1},${v2},${v3})', a='rsl', i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
### rsl1.csv の内容
# id,v1,v2,v3,rsl
# 1,1,2,3,1
# 2,-5,2,1,-5
# 3,1,,3,1
# 4,,,,

ワイルドカードを利用した例

v から始まる項目( v1,v2,v3 )をワイルドカード「 v* 」によって指定している。

nm.mcal(c='min(${v*})', a='rsl', i="dat1.csv", o="rsl2.csv").run()
### rsl2.csv の内容
# id,v1,v2,v3,rsl
# 1,1,2,3,1
# 2,-5,2,1,-5
# 3,1,,3,1
# 4,,,,

-nを利用した例

v2 にNULL値を含む id=3 の行の結果もNULLとなる。

nm.mcal(c='min(${v1},${v2},${v3},"-n")', a='rsl', i="dat1.csv", o="rsl3.csv").run()
### rsl3.csv の内容
# id,v1,v2,v3,rsl
# 1,1,2,3,1
# 2,-5,2,1,-5
# 3,1,,3,
# 4,,,,