8.60. nrand 正規乱数

• 書式1: nrand(nrand) ([正規乱数])

指定された平均値と標準偏差による正規乱数を発生させる。 同じ乱数の種を指定すれば、同じ乱数系列となる。 指定可能な乱数の種の範囲は-2147483648〜2147483647である。 乱数の種を省略すると、 時刻(1/1000秒単位)に応じた異なる乱数の種が利用される。 乱数の生成にはメルセンヌ・ツイスター法を利用している (href{http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m-mat/MT/emt.html}{原作者のページ} , href{http://www.boost.org/doc/libs/1_54_0/doc/html/boost_random.html}{boostライブラリ})。

利用例

importと入力データ(CSV)の準備

import nysol.mcmd as nm

with open('dat1.csv','w') as f:
  f.write(
'''id
1
2
3
4
''')

例1: 基本例

平均 0 標準偏差 1(標準正規分布) に基づく乱数を成する。また、乱数の種は 10 に設定している。

nm.mcal(c='nrand(0,1,10)', a='rsl', i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
### rsl1.csv の内容
# id,rsl
# 1,1.161957445
# 2,-0.7429729875
# 3,-1.10165004
# 4,1.03149223