8.68. randi 整数一様乱数

  • 書式1: randi(最小値,最大値,[乱数の種])

最小値〜最大値の範囲で整数乱数を生成する。 単独で利用するとその結果はmrandコマンドを -int オプションを指定して実行した結果に等しい。 同じ乱数の種を指定すれば、同じ乱数系列となる。 指定可能な乱数の種の範囲は-2147483648〜2147483647である。 乱数の種を省略すると、 時刻(1/1000秒単位)に応じた異なる乱数の種が利用される。 乱数の生成にはメルセンヌ・ツイスター法を利用している (href{http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m-mat/MT/emt.html}{原作者のページ} , href{http://www.boost.org/doc/libs/1_54_0/doc/html/boost_random.html}{boostライブラリ})。

利用例

importと入力データ(CSV)の準備

 1import nysol.mcmd as nm
 2
 3with open('dat1.csv','w') as f:
 4  f.write(
 5'''id
 61
 72
 83
 94
10''')

基本例

100から999(3桁整数900種類)の整数乱数を生成する。 乱数の種を指定しているので、何度実行しても同じ乱数系列が生成される。

1nm.mcal(c='randi(100,999,1)', a='rsl', i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
2### rsl1.csv の内容
3# id,rsl
4# 1,475
5# 2,997
6# 3,748
7# 4,939

0,1の整数乱数

0と1の2種類の整数乱数を生成する。 乱数の種を指定していないので、実行の度に異なる乱数系列が生成される。

1nm.mcal(c='randi(0,1)', a='rsl', i="dat1.csv", o="rsl2.csv").run()
2### rsl2.csv の内容
3# id,rsl
4# 1,1
5# 2,1
6# 3,0
7# 4,0