5.28. mmvstats 移動窓の統計量の計算

移動窓を設定し、各種統計量(1変量)を計算する。 mstats 一変数の統計量算出 コマンドの移動窓バージョンとして考えればよい。

パラメータ

i= : 型=str , 任意(default=標準入力)

入力データを指定する。

o= : 型=str , 任意(default=標準出力)

出力データを指定する。

s= : 型=str , 任意(default=)

ここで指定した項目(複数項目指定可)で並べ替えられた後、各種統計量が計算される。
q オプションを指定しないとき、 s= パラメータは必須。

k= : 型=str , 任意(default=キーブレイク処理しない)

ここで指定された項目(複数項目指定可)を単位として集計する。

f= : 型=str , 必須

集計項目名リスト(複数項目指定可)を指定する。

t= : 型=str , 任意(default=)

期間数を1以上の整数で指定する。

c= : 型=str , 必須

統計量(以下のリストから一つだけ指定可)
sum|mean|devsq|var|uvar|sd|usd|cv|min|
|max|range|skew|uskew|kurt|ukurt
詳細な定義は mstats 一変数の統計量算出 コマンドを参照のこと。

skip= : 型=str , 任意(default=)

出力を抑制する最初の行数

n= : 型=bool , 任意(default=False)

期間内にNULL値が1つでも含まれていると結果もNULL値とする。

利用例

importと入力データ(CSV)の準備

 1import nysol.mcmd as nm
 2
 3with open('dat1.csv','w') as f:
 4  f.write(
 5'''id,value
 61,5
 72,1
 83,3
 94,4
105,4
116,6
127,1
138,4
149,7
15''')

基本例

移動窓の合計を計算する。 最初の行は期数に満たないため出力されない。

 1nm.mmvstats(s="id", f="value", t="2", c="sum", i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
 2### rsl1.csv の内容
 3# id%0,value
 4# 2,6
 5# 3,4
 6# 4,7
 7# 5,8
 8# 6,10
 9# 7,7
10# 8,5
11# 9,11

関連メソッド