5.38. mpadding (行補完) コマンド

k= パラメータで指定した項目をキーとして、 f= パラメータで指定した項目の値が連続するようにレコードを作成する。 v= パラメータを指定した場合は、 k= , f= で指定した以外の項目値を指定した文字列でパディングし、 n オプション指定時は、nullでパディングする。 ただし、 v= と n オプション共に指定がなければ直前の項目値でパディングする。

パラメータ

i= : 型=str , 任意(default=標準入力)

入力データを指定する。

o= : 型=str , 任意(default=標準出力)

出力データを指定する。

k= : 型=str , 任意(default=キーブレイク処理しない)

ここで指定された項目をキーとする。

f= : 型=str , 必須

連続パディング対象項目名

ここで指定された項目の値が連続するようにレコードをパディングする。

数字としてパディングするときは、no%nのように%nを指定する。

日付としてパディングするときは%d、時刻としてパディングするときは%tを指定する。

降順でパディングしたいときはno%d%rのようにrを追加する。

v= : 型=str , 任意(default=)

パディング用文字列指定

k=,f=で指定した以外の項目値を指定した文字列で出力する。

S= : 型=str , 任意(default=)

開始値

f=で指定した項目の値の開始値を指定する。

E= : 型=str , 任意(default=)

終了値

f=で指定した項目の値の終了値を指定する。

n= : 型=bool , 任意(default=False)

パディングにnull値指定

k=,f=で指定した以外の項目値をnullで出力する。

共通パラメータ

i= , o= , assert_diffSize= , assert_nullkey= , assert_nullin= , assert_nullout= , nfn= , nfno= , x= , x= , tmppath= , precision=

利用例

importと入力データ(CSV)の準備

import nysol.mcmd as nm

with open('dat1.csv','w') as f:
  f.write(
'''no
3
6
8
''')

with open('dat2.csv','w') as f:
  f.write(
'''date,dummy
20130929,a
20131002,b
20131004,c
''')

基本例

no 項目が整数(%n)として連続するようにレコードをパディングする。 1 とverb|4|の間に 2,3 を、 4 と 2 の間に 3 が挿入されている。

nm.mpadding(f="no%n", i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
### rsl1.csv の内容
# no%0n
# 3
# 4
# 5
# 6
# 7
# 8

開始値、終了値の指定

行間のパディングだけでなく、先頭行/終端行の前後もパディングする。 前後の範囲は S=,E= で指定する。

nm.mpadding(f="no%n", S="1", E="10", i="dat1.csv", o="rsl2.csv").run()
### rsl2.csv の内容
# no%0n
# 1
# 2
# 3
# 4
# 5
# 6
# 7
# 8
# 9
# 10

日付パディング

date 項目が日付(%d)として連続するようにレコードをパディングする。 k=,f= で指定した以外の項目は、直前の行の項目値でパディングする。

nm.mpadding(f="date%d", i="dat2.csv", o="rsl3.csv").run()
### rsl3.csv の内容
# date%0,dummy
# 20130929,a
# 20130930,a
# 20131001,a
# 20131002,b
# 20131003,b
# 20131004,c

パディング用文字列指定

v= にてパディング文字列を指定することもできる。

nm.mpadding(f="date%d", v="padding", i="dat2.csv", o="rsl4.csv").run()
### rsl4.csv の内容
# date%0,dummy
# 20130929,a
# 20130930,padding
# 20131001,padding
# 20131002,b
# 20131003,padding
# 20131004,c

パディングにNULL値を指定

n=True を指定してNULL値でパディングすることも可能。

nm.mpadding(f="date%d", n=True, i="dat2.csv", o="rsl5.csv").run()
### rsl5.csv の内容
# date%0,dummy
# 20130929,a
# 20130930,
# 20131001,
# 20131002,b
# 20131003,
# 20131004,c

関連メソッド