5.39. mpaste 参照ファイル項目の行番号マッチング結合

入力データと参照データを行番号でマッチングさせて結合する。 データ件数が異なる場合は、少い方のデータに合わせる。 n や N オプションを指定することでマッチングできな行もNULL値で結合することが可能である。

パラメータ

i= : 型=str , 任意(default=標準入力)

入力データを指定する。

o= : 型=str , 任意(default=標準出力)

出力データを指定する。

f= : 型=str , 任意(default=)

結合する参照データ上の項目名リスト(複数項目指定可)。

省略するとキー項目を除いた全ての項目が結合される。

m= : 型=str , 任意(default=標準入力)

参照データを指定する。

このパラメータが省略された時には標準入力が用いられる。( i= 指定ありの場合)

n= : 型=bool , 任意(default=False)

入力データにあって参照データにない場合にNULL値を出力する。

N= : 型=bool , 任意(default=False)

参照データにあって入力データにない場合にNULL値を出力する。

共通パラメータ

i= , o= , assert_diffSize= , assert_nullin= , assert_nullout= , nfn= , nfno= , x= , tmppath= , precision=

利用例

importと入力データ(CSV)の準備

import nysol.mcmd as nm

with open('dat1.csv','w') as f:
  f.write(
'''id1
1
2
3
4
''')

with open('ref1.csv','w') as f:
  f.write(
'''id2
a
b
c
d
''')

with open('ref2.csv','w') as f:
  f.write(
'''id2
a
b
''')

with open('ref3.csv','w') as f:
  f.write(
'''id2,val
a,R0
b,R1
c,R2
d,R3
''')

基本例

nm.mpaste(m="ref1.csv", i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
### rsl1.csv の内容
# id1,id2
# 1,a
# 2,b
# 3,c
# 4,d

行数が異なる例

入力ファイルと参照ファイルで行数が異なる場合は、少いファイルの行数に合わせる。

nm.mpaste(m="ref2.csv", i="dat1.csv", o="rsl2.csv").run()
### rsl2.csv の内容
# id1,id2
# 1,a
# 2,b

外部結合

n=True を指定すると、参照ファイルの行数が少なくても、対応しない入力ファイルの行もNULL値を結合して出力する。

nm.mpaste(m="ref2.csv", n=True, i="dat1.csv", o="rsl3.csv").run()
### rsl3.csv の内容
# id1,id2
# 1,a
# 2,b
# 3,
# 4,

結合項目を指定

nm.mpaste(f="val", m="ref3.csv", i="dat1.csv", o="rsl4.csv").run()
### rsl4.csv の内容
# id1,val
# 1,R0
# 2,R1
# 3,R2
# 4,R3

関連メソッド

• mjoin 参照ファイルの項目結合 : 行番号でなく、キー項目で結合する。