5.74. mvuniq ベクトル要素の単一化

ベクトル型の項目の要素を単一化する。 内部的にはtree構造を利用して単一化をしているので、 出力される要素の順序は文字列昇順に並び変わる。 一方で、 n オプションを指定すると、 ベクトルを系列として考え、 要素を先頭から順番に走査し、互いに隣接した要素のみを単一化し出力する。

パラメータ

i= : 型=str , 任意(default=標準入力)

入力データを指定する。

o= : 型=str , 任意(default=標準出力)

出力データを指定する。

vf= : 型=str , 必須

単一化する対象項目名を指定する。複数項目指定可能。
結果の項目名を変更したいときは、:(コロン)に続けて新項目名を指定する。

A= : 型=bool , 任意(default=False)

vf= で:(コロン)に続けて指定した項目名で、新たな項目が追加される。
なお A オプションを指定した場合、 vf= パラメータで指定するすべての
項目に新項目名を指定しなければならない。

n= : 型=bool , 任意(default=False)

ベクトルを系列と考え隣接する同一要素のみ単一化する

delim= : 型=str , 任意(default=)

ベクトル型データの区切り文字を指定する。

利用例

importと入力データ(CSV)の準備

1import nysol.mcmd as nm
2
3with open('dat1.csv','w') as f:
4  f.write(
5'''items1,items2
6b a c,1 1
7c c,2 2 3
8e a a,3 1
9''')

複数項目を単一化する例

1nm.mvuniq(vf="items1,items2", i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
2### rsl1.csv の内容
3# items1,items2
4# a b c,1
5# c,2 3
6# a e,1 3

関連メソッド