5.73. mvsort ベクトル要素のソート

ベクトル型の項目をソートする。 ベクトル型の項目とは、スペースで区切られた複数の文字列を値として持つ項目である。

パラメータ

i= : 型=str , 任意(default=標準入力)

入力データを指定する。

o= : 型=str , 任意(default=標準出力)

出力データを指定する。

vf= : 型=str , 必須

ソーティングするベクトル項目名を指定する。複数項目指定可能。
% に続けて n を指定すれば数値ソートに、
% に続けて r を指定すれば逆順ソートに、
また、 nr の両方を指定すれば数値逆順ソートとなる。
結果の項目名を変更したいときは、:(コロン)に続けて新項目名を指定する。

A= : 型=bool , 任意(default=False)

vf= で:(コロン)に続けて指定した項目名で、新たな項目が追加される。
なお A オプションを指定した場合、 vf= パラメータで指定するすべての
項目に新項目名を指定しなければならない。

delim= : 型=str , 任意(default=)

ベクトル型データの区切り文字を指定する。

利用例

importと入力データ(CSV)の準備

1import nysol.mcmd as nm
2
3with open('dat1.csv','w') as f:
4  f.write(
5'''items1,items2
6b a c,10 2
7c c,2 5 3
8e a a,1
9''')

複数項目を並べる例

item1 項目を文字列降順に並べ、 item2 項目を数値昇順に並べる。

1nm.mvsort(vf="items1%r,items2%n", i="dat1.csv", o="rsl1.csv").run()
2### rsl1.csv の内容
3# items1,items2
4# c b a,2 10
5# c c,2 3 5
6# e a a,1

関連メソッド